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いわゆる何でも屋さんです

TOKAIホールディングスは静岡県に地盤を持つ会社で、元々は石油やLPガスなどのエネルギー事業を展開する会社でした。
今は通信事業から水事業、はたまた格安SIMからウェディング事業までと、見事に何でも屋へと転身しています。
今回は優待銘柄としても有名な本銘柄について、決算短信なども交えながらまとめます。

TOKAIホールディングスの事業

決算短信に載っていたセグメントを以下に列挙してみました。
  • ガスおよび石油
  • 建築および不動産
  • CATV
  • 情報および通信サービス
  • アクア
  • その他(ウェディングなど)
こうしてみると、その1つ1つだけで別会社として成り立っていてもおかしくは無さそうな業態をいくつも持っているのが伝わってきます。
この会社は【TLC(トータルライフコンシェルジュ)】という思想のもと事業を運営しているとの事で、彼らが発行するポイント名もそこから取っていたりします。
規模感は違いますが、発想としては楽天やKDDIに近いと思われます。
関連記事リンク:KDDI株について

TOKAIホールディングスの現状を整理する

損益計算書

2019年3月期
2018年3月期
売上高
(百万円)
88,840
84,911
営業利益
(百万円)
3,475
3,114
営業利益率(%)
3.9
3.7
税前利益
(百万円)
3,285
2,590
四半期利益
(百万円)
1,804
1,295
四半期利益率(%)
2.0
1.5
営業利益率はいわゆる日本企業としてどこにでもある、悪く言えばパッとしない感じになっています。
ただ、四半期利益はほぼ1.5倍と大幅伸長しています。
では、セグメントごとの利益率を見てみましょう。
2019年
3月期売上高
(百万円)
2019年
3月期利益
(百万円)
利益率
(%)
ガス、石油
33,948
-52
-0.15
建築、不動産
8,987
223
2.48
CATV
15,135
2,084
13.77
情報、通信サービス
25,154
1,006
4.00
アクア
3,490
159
4.56
その他
2,123
-10
-0.47
ガス、石油事業はこの会社の出発点だからでしょうか。売上高は一番の割合を占めていますが、今年の異常気象の影響でガス使用単価が上がった事により、ガス事業はマイナス利益率になっています。今後も国際情勢や政治的な要因も関わってくると思われますので、中々渋い状況は続くのでは無いでしょうか。
建築関係はオリンピックの影響でしょうか。利益率は200%超えの急成長を見せていますが、この辺は特殊要因と見るべきでしょう。
積極的なM&Aもやっているようで、CATVなんかは利益率が結構成長しています。こちらは一度契約してしまえば長期的な利益が見込めますし、実際この会社での利益頭になっています。
情報通信分野は光コラボや格安SIMのカテゴリーになりますが、光回線の営業や格安SIMのキャンペーンなんかを見ているとものすごいキャッシュバックや熾烈な価格競争については想像がつくと思います。売上高が大きいため数字上利益への貢献はありますが、今後の劇的な利益構造の改善は難しいと考えます。
アクア事業は株主優待でもお馴染みの水の宅配サービスはここになります。今期は商業設備への導入に力を入れたようで、利益は大きく伸びています。
その他事業はウェディングや造船などが入りますが、昨年度も今年もあまり利益も売上も取れていません。
ただ、この会社の社是を考えると、じゃあ撤退、とはいかないのではと推察します。

バランスシート

2019年3月期
流動資産(百万円)
38,980
固定資産(百万円)
125,936
資産合計(百万円)
164,916
流動負債(百万円)
60,722
固定負債(百万円)
41,771
負債合計(百万円)
101,893
資本合計(百万円)
62,426
自己資本比率(%)
38

自己資本比率は約4割と、経営の安定性の指標としてはまあまあな水準となります。
個人的に注目しているのは、手元に現金をあまり残していない点です。
流動負債比率が低い、という一言で片付けるのは簡単ですが、決算資料を見る限り、むしろM&A始め積極的な経営を行なっており、今期はそれが奏功した、と見るべきかなと思っています。

キャッシュフロー計算書

先程も少し書きましたが、毎年利益のほとんどを投資に回している事になります。

今期は銀行からの借り入れもしたみたいで、財務CFはプラスになっています。
配当性向は通期でおおよそ4割から5割程度で、まだまだ増配余地はありそうです。

今後の見通しは?

利益構造としては、CATVや通信系で利益を安定的に積み上げている感じですが、通信系事業はおそらく今後も利益構造を変えるのは難しいと思われるので、如何にCATVの解約率を抑えられるかに尽きるでしょう。
人口問題もあるので、その他事業が大幅に盛り返すとも考え辛いですし。
アクア事業なんかは逆に高齢化社会の流れに乗って宅配事業を伸ばせれば面白いかもしれないですが、果たして水を宅配する人が今後どれだけ出てくるのか、場所を取るウォーターサーバーにどこまで付加価値を付けられるかにかかってくるでしょう。

株主優待の内容

株主優待はかなり充実していて、我々の家庭では半期毎に500mlペットボトルの水を12本もらっています。
数ある優待の中でもかなり実用性は高い部類に入ると思います。
それ以外にも食事券や婚礼施設割引券なんかも付いてきますが、これは住む地域と人を選ぶものになります。
以前は期間限定優待と言われていた格安SIMのLIBMOの割引が定番コースに昇格されています。

まとめ

積極経営により、今後の世の中の激変にも適応していく可能性を感じます。
株主還元にも積極的、かつ優待も実用的なため、当サイトではここの株はリスク許容度が許すのであれば、かつこの手の何でも屋系銘柄が好みであればぜひ投資をオススメしたいと考えまでいます。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。

Source: 積立投資健忘録

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