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それはホントに通貨でしょうか?

仮想通貨は一時連日のようにメディアを賑わせていました。
一時期はコインチェックやbitflyerなど、毎日のようにCM流してましたし。
今ではある程度認知もされたと思われますが、果たしてこれは通貨とみなしていいのでしょうか。
今回はこの事について考えます。
※売った買ったの利幅狙いとしてのツールについては今回は言及しません。

仮想通貨とは

DMMビットコインによると、仮想通貨とは、特定の国家の保証が無い、実態を持たない通貨、という事になります。

日本円だったら日本国が、米ドルであればアメリカがその価値を保証しています。
このような実体のある通貨の事を法定通貨といいますが、要するに、我々は日本ないしアメリカなど、その国家を信用しているからこそ、そこで初めて通貨は価値を持っていると言えます。
ものすごく極端な言い方をすれば、例えば明日安部総理が突然テレビで、
『もう国債の償還とか社会保障とかぜーんぶやーめた、今まで貢いでくれた国民や外国の皆さん、乙w』
とか発言しようものなら、円は通貨としての価値を無くします。
紙切れ、金属の塊に成り下がる、という事です。

仮想通貨にはこのような国家の後ろ盾がありません。
ここが仮想通貨を論ずる上での最大のポイントになります。

その価値は誰が保証する?

例としてビットコインを上げます。
11月2日時点でのビットコインのレートは1ビットコイン約72万円です。
一時はこれが100万円を超えた時期もありますし、リリース当初は数円だった事もあったと記憶しています。
この価値を保証していると言われているのが、ブロックチェーン、と呼ばれる技術です。
ブロックチェーンの詳細はWikipediaに詳しいので、細かい事を見たい方はそちらを参照ください。
早い話が、取引をしている膨大なサーバーないしPCに、全ての記録が書かれているので、もし誰かが不正な書き込みを一箇所でしても、残りの膨大なログと整合性が取れなくなり、不正な書き込みはブロックされる。
万が一そんな事した奴がいれば、そのログもバッチリと残る。
このようにイメージするとわかりやすいです。
一見良さそうです。
一度に膨大な数のサーバーやPCのログを書き換えるとか、無理筋に見えますよね。
…本当でしょうか。

ブロックチェーンに問題点はある?

Security Nextによると、仮想通貨の不正送金は158件認知されたそうです。
もしかしたら、もう少し前にあったコインチェックのNem不正送金を覚えている方もいらっしゃるでしょう。
不正送金全体の件数は4183件なので、仮想通貨関連の割合は4%弱となります。
件数は少ないですが、何が言いたいかというと、ブロックチェーンは必ずしも完璧ではなく、扱うのが人間である以上、何某かは起こるという事です。
更に、今後ブロックチェーンへの理解が進めば、不正送金の数も増えてくる事は容易に想像が付きます。

そもそも通貨として本当に使えるか?

いやいや、何を使っても何か問題があるなら、これでいいじゃない、という方もいらっしゃるかもしれませんが、では、仮想通貨は通貨である以上、最終的には使えなければ意味がありません。
こちらのサイトによると、現在ビットコインが使える店舗は実店舗259店、通販で73件だそうです。ページの下の方には、いやいや4200だという文言もあります。
それでも、全国にコンビニが57000店ある事を考えると、なんとも寂しい限りと言わざるを得ません。
しかもビットコインは時期によって価値が乱高下します。
昨日買えたものが今日買えない、なんて事もザラにあるのではないでしょうか。
ドル円が1日にして半分になるなんてあり得ないと思われますが、似たような事が現実に仮想通貨では起きてます。
今日買えたジュースが明日買えない、というほどの少額保有は無いと思いますが、そんな事が起こりうる物を法定通貨と同一には考えづらいのでは無いでしょうか。

まとめ

仮想通貨は今はゼロサムゲームのツールとしてはそれなりに面白いかもしれませんが、ゼロサムゲームはそもそも投資とは全く違う物なので、ここでは話しません。
後ろ盾が無く、システムのバックボーンも曖昧、実用性もほぼ無い。
これが私が仮想通貨に絶対に手を出さない理由です。
この記事が何かのお役に立てば幸いです。

Source: 積立投資健忘録

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